黄金の一週間のお仕事

📕係活動を工夫して、子どもが自分で管理できる学級にしよう

\黄金の一週間④はこちら/

黄金の一週間のお仕事④学習規律以外の定着させたいルール
📕学習規律だけじゃない!子どもに定着させたい学習規律以外のルール前回は学習規律の内容と指導の仕方についてお話しましたね。 でも、子どもに定着させたいルールは“学習規律”だけではありません。学習規律を“授業中の約束”だとすると、今日お話する内容は“授業外の約束”です。...

📕係活動や当番活動では、チェック表を作るべし!

教員になって思ったこと。子どもって忘れやすいし、楽な方に流されやすい!

例えば夏休み、「毎日朝と夕方に靴並べのお手伝いをする」という宿題があったとして…
自分でそれを覚えていてこなす子どもはどれくらいいるでしょうか。

「あっ!忘れてた!」と気づいたものの…

「お母さん気づいてないし、靴並べ面倒だし、いいか〜」

私にもこういうことがありました……(^^;)

学級でも同じようなことが起こります。
「あっ。今日日直で、◯◯しないといけないのに忘れてた」と…。
「あっ。宿題をチェックする係の担当日なのに、忘れてた」と…。

そう。子どもによっては、大人がチェックしないと行動するのが難しいことがあります。

こちゃ
こちゃ
正直、私も大人だけど忘れていることがあるよ…

大切なのは、子どもの「やり忘れ」をそのままにしないことです!

子どもの「やり忘れ」を見逃さないために

子どもの「やり忘れ」を見逃さないためのオススメの方法は、チェック表を作ることです!

例えば、先程の夏休みの靴並べの場合、「朝靴並べをしたらチェックをつける。夕方も靴並べをしたらチェックする」という紙を準備すると、忘れることが少なくなりますよね。

さらに、そのシートを他の人からも見られる場所に貼っておくとどうでしょう。
親はお手伝いをしたかどうか、一目でわかるようになりますよね。
さらに、表を見た家族が「何か忘れていない?」と声をかけるかもしれません。
子どもはお手伝いを忘れにくく、さらに親も管理しやすくなって、一石二鳥です。

教室でも同じです。
チェック表を作ることで、いちいち指示しなくても自分で動くことができるようになる子どもが増えます。何より、担任の先生が楽になります。

日直について

日直の仕事は、最低限でこれくらいあります。↓

  1. 朝の会
  2. 朝自習
  3. 午前中(1〜4時間目)のあいさつ
  4. いただきます
  5. ごちそうさま
  6. 午後(5〜6時間目)のあいさつ
  7. 帰りの会
こちゃ
こちゃ
朝の会の前に水やりをしたり、帰りの会の後に窓閉めや机並べをさせる学級もあるよ!

自分で自分を管理するために…

このような表をつくります。そして、仕事をし終わったらその都度マグネットを右側のオレンジゾーンへ移動させるようにします。↓

朝自習の際には、「◯◯さん、ちゃんとしてください」と日直に注意をさせます。
このとき、「日直以外の子が注意をするとうるさくなってしまうので、日直以外は朝自習に集中すること」と伝えておくといいです。

また、「日直は、1日の流れがスムーズに進むよう、注意をします。だから、注意をされたら、素直に従うようにします」とも、伝えておくといいですよ!

こちゃ
こちゃ
朝自習以外のとき…例えば授業時のあいさつ(号令)のときには、“ちゃんとしているかどうか”は教員がチェックするよ!そうしないと、『なんだよ、ちゃんとやってるのに!』と、いがみ合ってしまうからだよ(授業時のあいさつについては、山洋一教育実践原理原則研究論文/全学年/学級経営,『クラスのシステムを確立しよう岡山県津山市立北小学校 岡田健治』を参考にしています。日直に注意させすぎると、確かにいがみ合ってしまったり、空気が悪くなりがちなんですよね…)

他の人からチェックを受ける場面の設定

下の画像(↓)のように、前面黒板の横あたり(オレンジ部分)に設置するといいです。

こちゃ
こちゃ
日直の子どもも目に留まりやすいから、『あっ!そうだった!』と気づきやすいよ

 

徹底させるために

必ず徹底させるために、担任の先生は最初の時期(1周間目〜4月いっぱい)は仕事をしたら必ずマグネットを移動させるよう、日直の動きを見ておきます。

何もしないと、マグネットを動かさない子どもが出てくるからです。
習慣化させるためには、教員の監視が必要です。きついですが、頑張りましょう!

また、慣れた後でも、昼休み前と帰りの会がはじまる際には、教員は必ずボードをチェックするようにします。

📕係活動(当番活動)について

係活動と当番は違うものです。

  • 係活動…学級を盛り上げるために「工夫する」お仕事のこと
    例:新聞係、イラスト係
  • 当番活動…学級を回すために「ないと困る」お仕事のこと
    例:黒板消し当番、電気当番

マンガに「係活動として当番活動を実施する」と書いていますが、つまり黒板消し係や電気係が作られてもいいよーということです。学級のためにと考えて作ったものならなんでもいいよってことですね。

こちゃ
こちゃ
ちなみに、ベテラン教員でも係活動と当番活動を一緒にしている人はいるよ!『だからしないでいい』ってことじゃないけど、しなくても大丈夫だから安心してね。慌てず、ゆっくり成長していこう!

当番活動は、一人一役。つまり、30人学級の場合、30個、仕事を管理する必要があります。一方で係活動は1つの係に数名が入っています。ですので、5つ係があれば、5つ管理するだけで済みます。

しょにん
しょにん
ということは、当番と係2種類実施したら、35個管理する必要があるってことか…

 

朝のしたくルール(宿題の提出の仕方)によっては、必要な係があります。
例えば、宿題チェック係や印鑑係、配り係。また、給食の記事ではタイム係を紹介しました。

絶対に必要な係は、出てこない場合教員側から伝える必要があるので、調べておきましょう!(^-^)

\朝のしたくルールについての記事はこちら/

黄金の一週間のお仕事①朝のしたくルール
📕初任者教員にオススメの朝のしたく(宿題の回収方法)ルール3選ルール表は、次の2種類作ります。 朝の会までに終わらせておかなければならない行動について どこに何を片付けるのか...

\給食のタイム係についてはこちら/

始業式前のお仕事④給食当番表と給食指導
📕給食当番表で初任者教員にオススメなのは、これ!【給食ルールも】はじめての給食がある日には、給食の前の時間に給食指導をします。 私は初任者のとき、中学年を受け持ちました。 「毎年のことだからわかるかな」と思って(あと、私自身が給食のルールをよくわかっていなかったのもあって…)、特に給食指導はしなかったんです。 でも、かなり後悔しました。後になって、「こういうルールが必要なんだ!」と思ったことがたくさんあります。 問題化してから、ベテラン教員の方が教室を見に来てくれるようになって発覚した事実…。 どんな給食のルール(給食指導)が必要なのか、これから詳しくお話します。...

 

係活動の決め方

こちらについては、わかりやすく説明してださっているサイトをみつけましたので、こちらを読んでみてください↓(2020.4.11)。

こちゃ
こちゃ
係活動として“当番活動”を決めている内容だよ!

教育Zine〜明日の教育を創るウェブマガジン〜,『係活動は「やりたいこと」、当番活動は「すべきこと」』,https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/earthleaders/?id=20150023,2020.4.12

また、上のサイトには書かれていませんが、係活動ではいつ(どんなときに)何をするのか、誰が、何曜日に仕事をするのかまで決めることをオススメします。
こちら(↓)の記事では、そのことも考えた係活動の紙の例(pdfデータ有り!)で掲載しています。よければ読んでみてください(^-^)

始業式前のお仕事⑧始業式後、すぐに使うもの
📕係活動の紙にめあて表に学級通信。始業式後すぐ使うものは作っておこう始業式後にすぐ使うものは、こういったものです。↓ 学習カード 係活動の紙 学期ごとのめあて表 ネームプレート 学級通信 どれも1枚見本を作って、大量印刷すればいいだけの話なのですが、始業式後は正直余裕ありません。 特に初任者教員は、毎日5〜6時間分授業を考えないといけない日々に慣れていないので、それだけでいっぱいいっぱいになります。 また、1学期中に家庭訪問がある学校なんかは、すぐにその準備に取り掛かり始めます。 私の赴任校がそうだったのですが、4月は20時より前に学校を出れたのが1回あったかな…くらいでした。 20時までは完全に事務作業。帰ってから次の日の授業準備です。...

係活動(当番活動)

係活動(当番活動)も日直のときと同じです。仕事をし終わったらその都度マグネットを右側のオレンジゾーンへ移動させるようにします。↓

他の人からチェックを受ける場面の設定

下の画像(↓)のように、前面黒板の横あたりに日直(オレンジ部分)と一緒に設置するといいです(係は青色)。

こちゃ
こちゃ
担任の先生も、チェックする場所が一箇所にかたまっていた方がやりやすいよ!

 

必ず徹底させるために

こちらは帰りの会でチェックさせると、係活動がきちっと行ったかどうかがわかりやすくなります。どのようにチェックするのかについては下の記事(↓)に書いています。

\帰りの会についての記事はこちら/

黄金の一週間のお仕事②
📕朝の会と帰りの会は、短く!初任者教員は宿題チェックの場を必ず設けよう人は短い時間だったら集中できることも、長い時間となると難しくなることがあります。これは、子どもも同じです。だからこそ、子どもにメリハリつけて動いてもらうには、1つ1つの行動をダラダラとしないことが大切です。今日お話する朝の会や帰りの会も同じです。 実習先や本等で、朝の会や帰りの会で様々なワークを見てきたかもしれませんが、初任者教員のうちはあまり内容を詰め込みすぎず、ササッと終わらせることをオススメします!...

係活動で帰りの会後の窓閉め・机並べが出ない場合は、日直の仕事に加えるといいですよ。帰りの会が終わってさようならをしてから、仕事をして帰るようにさせます。

どうしても一人一役当番をしたい人へ

どうしても一人一役当番をしたい方は、どんな当番があるのか悩むでしょう。一例を紹介しておきます。↓

  • 日直と日付書き
  • 黒板1時間目
  • 黒板2時間目
  • 黒板3時間目
  • 黒板4時間目
  • 黒板5時間目
  • 黒板6時間目
  • 電気
  • 帰りの会後の窓閉め
  • 宿題チェック1〜10(出席番号1〜10の宿題をチェックするという意味。詳しくは朝のしたくルールの記事を読んでみてください。朝のしたくルール③で出てきます)
  • 宿題チェック11〜20
  • 宿題チェック21〜30
  • 学習カード印鑑
  • 配りお昼休み後
  • 配りお昼休み以外
  • お花水やり(朝)

…など

こちゃ
こちゃ
『黒板』当番をたくさん作るより、『黒板◯時間目』のように、一人ひとりの仕事内容をより細かくした方がいいよ。『他に仕事をしてくれる人がいない』と思って、サボりにくくなるんだ!

教員の「チェックし忘れ」を防ぐために

学級経営のポイントは、指示したことは必ず守らせること(守っていない子どもがそのままにならないようにすること)です。

でも、それがとっても難しい!

まず、これまでに出てきた守らせることはたくさんあります。

これに加えて、さらに大量の業務が加わります。だから「気づいたときにしよう」という意識だと忘れてしまいます。

正直、頭の中に入れられる情報量がキャパオーバーでした。
特に初任者教員は、チェックのルーティンがまだ確立していません。忘れる人が多発します。

だから、まずはルーティンを決めて、紙に書いて持っていてもいいので、一つずつ確実にこなしていくことが必要になってきます。

詳しいルーティンは、こちらの記事に一緒にまとめています↓

始業式当日編・黄金の一週間編まとめ…初任者教員が実施しやすい時間割一例
【始業式当日〜黄金の一週間まとめ!】初任者教員が実施しやすい時間割の一例初任者教員の方が、実施しやすそうな一週間の流れを考えました。...
こちゃ
こちゃ
本当に忘れることが多いから、紙に書いておくことをオススメするよ…!

PowerPointデータはこちら

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参考文献

  • 山洋一教育実践原理原則研究論文/全学年/学級経営,『クラスのシステムを確立しよう岡山県津山市立北小学校 岡田健治』,http://www.tvt.ne.jp/~k-okada/g-keiei-kurasu.htm
  • 教育Zine〜明日の教育を創るウェブマガジン〜,『係活動は「やりたいこと」、当番活動は「すべきこと」』,https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/earthleaders/?id=20150023,2020.4.12
  • 『みんなの教育技術,『高学年の学級開きは、荒れ予防のシステムを仕込む!』,https://kyoiku.sho.jp/2067/#i-6
  • 子どもたちが進んで活動する当番・係のシステム『2当番活動を機能させるシステム』,http://www015.upp.so-net.ne.jp/tsutsumi/index.html
  • EDUPEDIA『1日に自動全員と会話のできる「一人一役当番表」(長谷川隼土先生)』,https://edupedia.jp/article/53233f96059b682d585b65cd