
こんにちは、こちゃです!
今日から、主に黄金の一週間にするお仕事について、お話していきます(^-^)
Contents
絶対に知っていてほしい、黄金の一週間の大切さ
4月の大切さについては以前お話しました↓↓↓

このことと合わせて知っていてほしいこと。
それは、1年間教員として働いて、知っておきたかったことの多くは“黄金の一週間シリーズ”でお話する内容だということです!
「あのとき知っていたら…!」
「もっと最初に教えてほしかった…!」
実際に私がそう感じた知識や技術がぎゅぎゅっと詰まっています。
“朝のしたくルール”の伝え方
黒板に貼って伝えるべし

朝のしたくルールとは、簡単に言うと「朝学校に着いてから、朝休みに出かけるまでの行動のルール」のことです。
伝える方法ですが、このようにします↓↓↓
- ルール表を作る
- 黒板に貼っておく
- 朝の会で全体チェック
ルール表は2種類作る
ルール表は、次の2種類作ります。
- 朝の会までに終わらせておかなければならない行動について
- どこに何を片付けるのか
\どこに何を片付けるのかはこちらを参考にしてね!/
月金バッグとは
歯磨きセット、体操服、シューズ、給食着などを持って来る・持って帰るときに使うバッグのことです(大体月曜日と金曜日に使います)。
“朝のしたくルール”を考える前に知っておくと良いこと
1年間経験して、私が「知っておくだけで、ちょっと楽になりそうだな」と思うことです。
①宿題と連絡帳は提出したかどうかの必ず確かめよう
これは必ず徹底してください!
提出しない子が出てきて、その子が叱られないと、ちゃんとしている子どもがもやもやとしてしまいます。担任の先生への不信感へ繋がってしまいます。
と思われるきっかけにもなってしまいます。
②連絡帳は最初の一週間は厳しくチェックしよう
なぜ一週間厳しくチェックするかというと、そうすることで担任の先生の連絡帳のチェックが、後々楽になるからです。
最初の一週間厳しくチェックすると、ほとんどの子どもがしっかりと時間割を書く癖がつくようになります。
これと一緒に、時間割を適当に書く子ども(例えば、時間割通りではないのに時間割通りと書く)や、ノートの順番を守らずに書く子どもが大体わかるようになります。
こうすることで、二週目から、目をつけた子どもだけチェックすれば良い状態になります。
③保護者からのメッセージがある連絡帳は、開いて別の場所に提出させよう
これも、「②連絡帳は最初の一週間は厳しくチェックする理由」と同じで、
これだけ見ればいい!!!という状態を作るためです。
④宿題を提出したかどうかの確認を、いつするのか考えておこう
宿題の確認は、丸をつけるだけではありません。
提出したかどうかの確認が必ず必要です。
これを疎かにしていると、宿題をやってこない子どもが出てきます。
宿題をやってくる子・やってこない子が出てくると、
と思うきっかけになります。
つまり、担任の先生の信用を失うきっかけにつながるんです。
こういう小さなところが、学級崩壊に繋がるきっかけになることもあります。
だからこそ、「朝子どもが来てすぐ」とか、
宿題を提出したかどうかの確認をいつするのか、具体的に決めておくことをオススメします。
「空いた時間にしよう」は、できないと思うべし!
宿題を提出したかの確認って、簡単そうですが、私は最初できませんでした。
「空いた時間にする!」と考えていたのですが、空いた時間がなかったんです。
このことに気づいて、「じゃあいつしよう…」「どうやってしよう…」と思うものの、日中は授業、帰ってからは授業準備でいっぱいっぱいでそれどころではありませんでした。
ちょっと考えが甘かったです。
学生の頃、実習先の先生は空いた時間につけている印象だったのですが、
実習先の先生はベテラン(経験者)、こちらは初任者です。
4月はじめは特に空いた時間はないと考えていた方がいいです。
実際に先生方が実施している“朝のしたくルール”
ここまでポイントを伝えてきましたが、
やっぱり、実際どうしているのかを知らないとイメージしにくいですよね!
というわけで、ここからは実際にベテラン教員が実施している”朝のしたく”ルールをお話していきます!
朝のしたくルール①📕

- ランドセルをロッカーへ片付けます
- 連絡帳を書きます
※連絡帳に書く内容を、朝黒板に貼っておくこと - 書いた人から提出物(連絡帳、学習カード、宿題、学校に提出しないといけないプリント類)を持って、先生のところへ並びます。
「はい、いいよ」と言われて連絡帳(2週間目からは、漢字練習帳)を受け取ったら、遊びに行ってもいいです。
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました。理由は“読んでおくと得するかもしれない話”をお読みください
<メリット> ・朝連絡帳を書く(帰りの会の準備に余裕ができます) ・連絡帳チェックを一気に終わらせることができる ・漢字の丸つけを気に終わらせることができる |
<デメリット> ・担任の先生は朝早めに学校へ行く必要がある(子どもが並んでしまうことが考えられるから) ・早く遊びたい子どもから苦情が出る可能性がある※1 |
※1…予め「先生はこういう風なルールで動きます。少し時間がかかるので、早く遊びたい子は、少し早く学校へ来るようにしましょう」と伝えておくといいです
先生の机の上のイメージです↓↓↓
1日の流れをまとめました↓↓↓

「隣のクラスはこうしているよ」と言われても、方法を変えてはいけない!
子どもが「隣のクラスはこうしているよ」と言ってくるかもしれません。
ですが、安易に方法を変えると「この先生は自分が言った通りにしてくれる」と思わせるきっかけにもなります。
子どもの意見を聞くことは大事ですが子どもに振り回されないようにしなければ、担任の先生の意見が通りにくくなります。
一度決めたことは、変えないようにすることも大事です。
ですので、”朝のしたくルール”はよく考えて決めることをオススメします。
朝のしたくルール②📕

- ランドセルをロッカーへ片付けます
- 連絡帳を書きます
※連絡帳に書く内容を、朝黒板に貼っておくこと - 提出物を出します
<連絡帳>
保護者からのメッセージがある場合⇨教卓(黒板の前の机)に開いて置きます
保護者からのメッセージがない場合⇨先生の机の上に開いて置きます - <学校に提出しないといけないプリント類>
出すものBOXへ - 宿題は、机の左側にそろえて出しておきます。朝の会前に、集めます
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました。理由は“読んでおくと得するかもしれない話”をお読みください
<メリット> ・担任の先生は朝早くに学校へ行かなくても良い ・早く遊びたい子どもから苦情が出ない ・朝連絡帳を書く(帰りの会の準備に余裕ができます) |
<デメリット> ・連絡帳チェックをする時間を別に考えておく必要がある※1 ・漢字の丸つけをする時間を別に考えておく必要がある |
※1…保護者からのメッセージがある連絡帳に目を通します
宿題を忘れた子どもの名前カードは、このように貼ってもらうようにするとさらにわかりやすいです↓↓↓
連絡帳を提出しているかどうかのチェックは、このようにします↓↓↓

1日の流れをまとめました↓↓↓

この方法は、
- 朝の会の時間前に子どもが揃う(朝の会がはじまる10分前にはチャイムが鳴り、5分前には全員教室にいる状況)
- 朝の会が最低10分は確保されている
こういう条件が揃う学校向けです。
朝のしたくルール③📕
- ランドセルをロッカーへ片付けます
- 連絡帳を書きます
※連絡帳に書く内容を、朝黒板に貼っておくこと - 提出物を出します
<連絡帳>
保護者からのメッセージがある場合⇨教卓(黒板の前の机)に開いて置きます
保護者からのメッセージがない場合⇨先生の机の上に開いて置きます - <学校に提出しないといけないプリント類>
出すものBOXへ - <宿題>
自分の番号の箱へ - 宿題提出確認係さんは、○時になったら宿題が揃っているかチェックします
※宿題は、漢字、算数、家庭学習ノートの3種類がありましたが、私は漢字と家庭学習ノートのみ提出させていました。理由は“読んでおくと得するかもしれない話”をお読みください
<メリット> ・担任の先生は朝早くに学校へ行かなくても良い ・早く遊びたい子どもから苦情が出ない ・朝連絡帳を書く(帰りの会の準備に余裕ができます) |
<デメリット> ・連絡帳チェックをする時間を別に考えておく必要がある※1 ・漢字の丸つけをする時間を別に考えておく必要がある ・子どもに宿題提出の確認をさせるので、仕事をしていなかったという状況が起こる可能性がある※2 |
※1…保護者からのメッセージがある連絡帳に目を通します
※2…こういう状況が起こってほしくない先生は別の方法をオススメします
連絡帳を提出しているかどうかのチェックは、このようにします↓↓↓

1日の流れをまとめました↓↓↓

読むと参考になりそうなこと
連絡帳は必ず提出させないといけないの?
高学年では連絡帳を提出させない学級もあるようです。
ただ、提出をさせない場合でも、帰りの会の前に班長に連絡帳を書いているか確認をさせているようです(Twitterのベテラン教員の方からお聞きしました)。
漢字ノートは2冊準備するといいよ
初任者教員は、1日で全員分漢字の丸つけをして返却することが難しいと感じるかもしれません。
そういうときのために、漢字練習帳を2冊準備させるといいです。
子どもが帰ってから、一気に丸をつけるだけ。終わり!
いいですか。一気にですよ。一気に!
一字一句間違っていないかな…と細かく見ると、時間がかかってしまいます。
自分の心が壊れないためにも、手を抜くところは抜きましょう。
1日で休める時間、本当にほとんどないので…(T_T)
一字一句間違っていないかは、テストで確認!
普段の宿題はパッと見てあまりにもひどい字(丁寧さのこと)じゃなければ丸をつけ、日付を書きます!
日付を書かないと、
こんなことが起こるからです。
算数プリントは、提出しなくてもいい!?
私は算数プリントは回収していませんでした。
その代わり、朝一番の授業のはじめに一斉に答え合わせをするようにしていました。
まず全員プリントを机の上に載せて、全体を見回し、宿題忘れをチェックします。
その後、子どもに順番に答えを言ってもらっていました。このとき、同じであれば「同じです」、違う場合は「わかりました」と言ってもらうようにしていました。
こうすることで、宿題の確認の負担を減らしていました。
BOXは準備した方がいい?
提出物の種類1つにつき1箱準備してもわかりやすくていいのですが、
最低限『出すものBOX』(保護者からのプリントを入れたりします)のみで大丈夫です。ノートを開いた状態で入れられるくらいのサイズの箱が2つあると便利かと思います。
朝のしたくルール②⇨ひと班に1箱ずつ準備
朝のしたくルール③⇨出席番号ごとに区切った箱を準備
…することを、回収しやすくなったり返却しやすくなるので、オススメします。
提示したルールを守らせるために
せっかく作ったルールですが、守らせなければ意味がありません。
守っていない子が放置されると、
と考える子どもが出てくるからです。
そのためにも、朝の会をはじめる際、“朝のしたくルール”を守っているか、担任の先生がチェックをします。
はじめは守れていない子どもがちらほらいるかもしれません。
ですが、繰り返していくうちに、減っていきます。