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📕学級経営にも大きく関係する指示の出し方

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始業式当日のお仕事②学級開きで子どもに話すこと
📕学級開きで子どもへ何を話せば良い?『先生から子どもへ』話す内容は、自己紹介、学級への想いを語る、絶対に許さないことを伝える…の3つです。...

絶対に知っていてほしい、先生が言ったことは絶対に守らせるということの大切さ📕

先生が言ったことは絶対

これ、どう思いますか。
嫌だな…と感じる方、いませんか。
私がそうでした。
だってなんか、絶対王政みたいで…偉ぶっているような感じが嫌だったんです。

それで、私は『先生が言ったことは絶対』をしませんでした。

「今から読書タイムをします。忘れた人は教科書を読みます」と言ったのに、

子ども
子ども
漢字練習でもいいですか?
こちゃ
こちゃ
(漢字練習ならいいか…)いいよ

という対応をしてしまったり。

ここに並びなさいと指示したのに別の場所に並んでいるのを見て「まぁ…ここでいっか」と思ってやり直させなかったり。

結果…学級は荒れていきました。

荒れた学級をどうにかするのは大変!

途中から厳しくしようとすると、

この間は僕たちの言うことを聞いてくれたのに、今更厳しくしないでよ!

と子どもは反発してくるからです。

また、「指示は徹底する」のマンガの内容のように、子どもに伝えたルールを私が守らないという失敗もしました…。

子ども
子ども
あれ?先生自分が言っていたルールを守っていないぞ?

こう思われると、教師の指示力は当然下がってしまいます。注意しましょう!

「授業と関係のない話はしない」「小さい声ならOK」という基準を設けたらいいんじゃない?

大人の世界だと、こういう基準になっていることって多くないですか?例えば大学の講義や保護者会で、こそっと「ねぇ、今先生何て言ってた?」と聞くくらいなら注意されません。

だからって、この基準を子どもに適応したら解決するわけではありません。

なぜなら、先生(大人)のスキを伺っている子どもがいるからです。

子ども
子ども
今授業に関係ある話をしていたんですけど

と言い張る子どももいます。こういう子どもの相手をするのは大変です。

また、何より先生が注意するかどうかの判断がわかりにくくなってしまいます。個人的には、これが一番よくないと感じています。

「人の話は最後まで聞く。途中で喋ってはいけない」だったらすぐ注意できますよね。でも、「授業と関係のない話はしない」だと、少し難しい。

難しいことは、ボロが出やすいです。授業と関係のない話をしているのに注意できないことが出てきます。

こういうところから学級は荒れていきます。

 

指示の出し方について、説明していきます

  • 先生から子どもへ(自己紹介、学級への想い、絶対に許さないこと)
  • 教科書を配る
  • 子どもの机決め
  • 一学期のめあて記入
こちゃ
こちゃ
今日はこのうち、『教科書を配る』の内容について話しながら、指示の出し方について説明していくよ!

指示の出し方のポイント📕

指示の出し方ですが、ここでも『先生が言ったことは絶対』を意識しなければいけません。
きついと思いますが、大事です。

指示はこのように出すといいです。↓↓↓

  1. 「お話をします」で、全員が先生を見ているか、手は机の下にあるかをチェック
  2. 全員の準備が整ったら、必要のないものを片付けさせて
  3. 全員が片付け終わったら、
    ☆今から何をするのか
    ☆その後どうするのか
    ☆はやく終わった人はどうしたらいいのか
    ※今していることを終わらせるときは、まだの人はどうするのか
  4. 質問を受け付けて
  5. 作業に入る

ポイントは、全員が指示を守ったかどうかを確認してから次へ進むことです。

最初は覚えられないよ!!!という人は、
↑をメモして教卓の左端あたりに貼っておくといいかと思います。

先生がお話している最中に態度が崩れたら、そのまま流してはいけない!

先生がお話している最中に、先生以外の違うところを見たり、姿勢が崩れたりする子がいます。
こういう子がいたら、話を途中でピタッとやめ、本人が気づくまで待ちます。
初日なので、これくらいで大丈夫だと思います。

 

先生の説明の途中に子どもが質問しても、答えてはいけない!

もし、「話は最後まで聞きます。質問は最後に受け付けます」と言った後に、同じように質問してくる子がいたら、じっ…と見つめて、子どもが「はっダメなんだ」と気づかせて話を続けるか、無視して話を続けます。

無視をするのは、

子ども
子ども
こうしたら自分に注目してくれるんだ

と思われないようにするためです。

ベテラン教員
ベテラン教員
注目してもらいたくて、望まない行動をとる子もいるからね

つまり、「いくら話の途中で質問してもだめだ。注目してもくれない」という状況をつくるわけです。

 

途中で指示を出したいときは…

途中で指示を出したいことがあるかと思います。
そういうときは、「一旦手を止めて先生を見てください」とお話し、これまた全員が手を止めてから追加で指示するといいです。

こちゃ
こちゃ
こうすると、AD/HDの傾向のある・診断を受けた子にも、指示が通りやすくなるよ

もし、手を止める必要もないと感じるときには、「作業したまま聞いてください」と伝えるといいです。

教科書を配り終えたら…

教科書を配り終えたら、きちんと教科書が配られたかを確認します。
確認する方法は、

こちゃ
こちゃ
(全員が先生を見てから)それでは、今から教科書があるかを確認します。はい、国語の教科書を上に上げてください。ありますね。それじゃあ次、算数の教科書を…

…と、全教科上に上げさせて確認します。
確認した後は、

こちゃ
こちゃ
それでは、教科書は机の中に片付けます。片付けたら前を向いてください
こちゃ
こちゃ
(前を向いたら)教科書は、家に帰ってから、名前を書いてきます

と話します。

私は教科書配布の際に名前を書かせたのですが、持って帰って書かせるベテラン教員の方も多いようです。持って帰って書かせる方が、初任者教員にとってやりやすいのかなと思いました。

こちゃ
こちゃ
Twitterで教えていただいた方法だよ!

ただし!

持って帰って書かせるときには、必ず、各教科最初の授業で、教科書に名前が書いているかを確認します!
そして、もし、書いていなかったらその場で記名させます。

指示をしたことは、必ず確認します。これが学級経営では大事なことです。

全員の子どもが先生の指示に従うまでの間、先生はどうしたらいい?

はじめて会った日はなるべくにこにこしていたいですよね!
基本的に叱らなくて大丈夫です。

しょにん
しょにん
えっ。じゃあ、どうすればいいの?

とにかく待てばいいのです。

全員が先生を見るまで。全員が片付けるまで。ひたすら待ちます。

そうすることで、

子ども
子ども
この先生、ちゃんと見る先生だ…!片付けなきゃ!

と子どもは感じます。
これが大事です。

1日目は、子どもは「この先生怖い先生なのかな…怖くないのかな…」とこちら側の様子を伺っている状態なので、待つだけで揃うと思います。ただ、ささっと動くかは別です。
ここら辺は、2日目から指導できるといいな。

こちゃ
こちゃ
「すごい」「はやい」とかは言わなくてもいいよ!

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