
\黄金の一週間①はこちら/

絶対に知っていてほしい、メリハリつけて動いてもらうために大切なこと📕

そう。人は短い時間だったら集中できることも、長い時間となると難しくなることがあります。これは、子どもも同じです。
だからこそ、子どもにメリハリつけて動いてもらうには、1つ1つの行動をダラダラとしないことが大切です。
今日お話する朝の会や帰りの会も同じです。
実習先や本等で、朝の会や帰りの会で様々なワークを見てきたかもしれませんが、
初任者教員のうちはあまり内容を詰め込みすぎず、ササッと終わらせることをオススメします!
ササッと終わらせることで、子どもは集中することができます。
必要以上に「早く終わらせないと、1時間目(あるいは帰りの学年集合)に間に合わない…!」と焦る必要もなくなります。
「急ぎます!」と叱る必要もなくなります。
朝の会や帰りの会といった、簡単なことですが、
大人の手を離れて「自分たちだけでできる」を増やすことは、子どもや学級の自信にも繋がります。
さて、私はというと、「子どもに良さそう!」と思うワークを取り入れて、長々と朝の会や帰りの会をしていました。
結果、1時間目に間に合わなかったり、帰りの会後学年で1番最後に集合場所へ行ったりとしていました。
子どもへの想いも大切ですが、安定した学級経営の土台には「できた」「できる」が大切かと思います。
だからこそ、朝の会や帰りの会はササッと5〜6分で終わらせるといいですよ!
\似たようなお話が載っています。よければ参考にどうぞ/

朝の会シートの内容📕

日直「起立」
日直「今から朝の会をはじめます」
みんな「よろしくお願いします」
日直「座ってください」
日直「欠席確認をします。班長さん、報告してください」
班長さん「1班、欠席はありません」「2班、○○さんがお休みです」
日直「宿題忘れ調べをします。△△さん、ネームプレートを持ってきてください」宿題チェック表を見て、チェックがついていない人の名前を読みます。
宿題を忘れた人:ネームプレートをはりに行く※
日直「次は、今日の予定です。先生お願いします」
先生:今日の予定を話す
※…朝のしたく②を実施する場合は、朝の会での宿題忘れ調べは必要ありません。
\朝のしたくって何?気になる!という人はよかったら読んでね!/

帰りの会シートの内容
<帰りの会>
日直「起立」
日直「今から帰りの会をはじめます」
みんな「はじめます」
日直「座ってください」
日直「目標をチェックします。顔を伏せてください。先生、お願いします」
先生:数える※1
日直「宿題チェックをします。今日は○○君がまだ終わっていません。残ってやっていってください」※2
金曜日のみ…
日直「今日は金曜日です。忘れ物はありませんか」
日直「係活動チェックをします。今日は◯◯係、△△係が仕事をしました。ありがとうございます(みんな仕事をしました。ありがとうございます)」※3
\係活動についての記事はこちら/

日直「かばんを背負ってください」
日直「お道具箱を机の上に出してください」
日直「机はずれていませんか。ゴミは落ちていませんか」
先生:確認する※4
日直「さようなら」
みんな「さようなら」
※1…「今日のめあて」のことです。後ほど紹介します
※2…こちらは、朝のしたく①②③に関係なく実施します
※3…このとき、一斉にカードを移動させようとする子どもが出てきます。このとき、移動する子どもがいたら、「今移動させません。仕事をしたらすぐ移動するようにします」と伝えるようにしましょう。次の日も移動させようとする子どもがいたら、「2回目です。明日の様子を見ておきます」と伝えます。翌日、また移動させようとする子どもがいたら、その子どもは残して指導します。「何か工夫をしたのか」ということを聞き、していなければ「それは忘れて当たり前です」ときっぱり言います。「そのままだと変わらない、変わろうとする意思があるなら何か工夫をしなさい」と工夫を考えさせ、実行させます。
※4…お道具箱を出しているか、机がずれているところはないか、ゴミは落ちていないかをさっとチェックします。お道具箱の中がぐちゃっとしている子どもがいたら、「○○さん、残ります」と一言伝えて次に進みます。
宿題ルールを伝えよう!
具体的には、こんなルールです↓↓↓
- 宿題はどんな理由であっても忘れたらその日のうちに提出して帰る
- 宿題は終わったら先生に直接手渡す
※宿題をし終えたら、ネームプレートはその子に返します - 帰りの会までに宿題が終わっていなければ、残ってやる
「宿題やったけど忘れた」って子どもが必ず出てきます。
次の日に提出…とすると、教員側が見落とすことがあります。思っている以上にあります。こういうところも子どもはよく見ています…。
初任者教員のうちは、仕事(考えないといけないこと)の多さに慣れていないので、「学生のときだったら絶対忘れてなかったのに…」と思うことが必ず出てきます!そのことも考えて、ルールは設定した方がいいです。
今紹介した朝の会と帰りの会は、こちらの本を参考にしています↓↓↓
(野中信行,『必ずクラスを立て直す教師の回復術!』(pp.56-57,64-65),学陽書房,2012年)
朝の会と帰りの会での話の聞き方の指導📕

全員が日直さんを見ているか。態度はどうかを見ます。
つまり、聞こうとしているかを見るということです!
見ていなければ、
…と言って全員が理想的な状態になるまで待ちます。
そして、理想的な状態になったら、
と指導をします。
2回目以降は、
全員が気づいてから、
これで大丈夫です。
4回目注意する場面では、叱ろう
ベテラン教員の方から聞いたのですが、3回目に注意する際には、
ストップ⇨気づいた後、「3回目です」と言います。
そして、4回目注意する場面では、厳しく叱ります。
ベテラン教員の方々に、どうやって指導しているかを聞いたことがあります。そのときの返答をまとめました↓↓↓
どれも私は2学期末〜3学期に知ったことです…もっと早く知っていたかった…(T_T)