こんにちは、こちゃです!
今日は成績処理③です(^-^)

今回のテーマは、ずばり「所見」です!
<所見とは>
簡単に説明すると、先生が子どもの学習の様子や生活の様子を文章でまとめたものです。
学級の人数が30人であれば、30人分書きます。
Contents
所見の内容
所見の内容は、1人あたり3種類の内容を組み合わせて書きます。↓
- 子どもの生活面
- 子どもの学習面
- その学期に書く内容(決まっています)
例:1学期は道徳、2学期は外国語活動、3学期は総合 など
これを自分が担任している学級の人数分書きます。30人学級であれば30人書くわけです。
文章は、「○○では、△△している姿が見られ、□□することができました。」のような文章を3つ組み合わせたような形になります。
所見で大変だったこと
短い文章を3種類組み合わせて書くだけなんだけど…いざ書こうとすると、
「えーと…Aさんは国語を頑張っていたイメージだ…Bさんもだな…あれ…2人の頑張りの違いってどう表現したらいいんだろう…それぞれ何をどう頑張っていたんだっけ???」
と悩みます。
頑張っていたことは覚えているんだけど、時間が経ちすぎて「国語を頑張っていた」「算数を頑張っていた」といった、ふんわりイメージになっちゃっているんです。
でも求められている文章の内容は、具体的な姿。
国語を頑張っていた子が10人いたとして、みんなに「発表を頑張っていた」と書くわけにもいかず…。こういう、ふんわりイメージを具体的な文章にするのが大変でした。
だから、ふんわりイメージになる前に取り組むが吉!
ふんわりイメージを具体的な文章にするのが大変なんだったら、そうなる前に所見を書いておけばいいだけです!
一学期が地獄だったので、二学期から、私は次のように取り組んでいきました。
①まず、名簿を準備する
このような名簿でかまいません。↓

②1日が終わったらメモをする
5月あたりから、1日が終わったら「今日はこの子がこの時間、こうやって頑張っていたな」ということをメモするようにします。
人数は制限しません。
はじめのうちは思いついたものは次々書くようにしていきます。
<指導記録簿に記録するメリット>
指導記録簿とは、教員が子どもにどのような指導をしたのかを記録していくものです。
- 1〜2週間の授業の予定を立てる→管理職へ提出
- 実施
※気になったことや指導したことを書き込んでいく - 管理職へ再提出
指導記録簿には、②実施中に「気になったことや指導したこと」を書き込むための空欄があります。そこをある程度埋めた状態で③管理職へ再提出します。
この空欄に子どもの頑張りを書いていくようにしていました。
そうすることで、所見の材料は貯まるし、後で見返しやすいし、指導記録簿も完成するしで一石三鳥を狙っていました(^-^)
③メモしたら、名簿にチェックする
メモしたら、名簿にチェックをつけていきます。
こうすることで、誰のメモを書いていないのかがハッキリわかるようになっていきます。

④日々、誰を見るかを決めるようにする
はじめのうちは思いつくものは次々と書くようにしていましたが、ずっと続けていると「この子ばかり思いつくな〜」と自分の見方の癖に気づくようになってきます。
そう思い始めたら、「明日はDさんを見るようにしよう!」と決めて見るようにします。
毎日メモしていくのは大変ですが、続けると後々かなり楽になります。
成績処理期間、休みの日に仕事をする程度で済みます。徹夜は免れます!
なーんて…。笑えないですが、徹夜したくない人は日々メモすることを本当にオススメします…(›´-`‹ )
実際に書くとき…本やネットを利用するとさらに便利
所見を書く材料(具体的な行動の書かれたメモ)があっても、
文章の書き方がわからない!例文がたくさんほしい!
Cさんの生活面が書けなかった…
という悩みが出てきます。
こういうとき便利なのが、本やネットです。
- 「この算数の文章、国語にも使えるな」といった、書きやすい文章の型を見つけることができる
- 「Cさんは確か黒板係だったよね…」と、黒板係に関する所見を調べて、Cさんに当てはまるものを見つけることができる
といったメリットがあります(^-^)初任者教員のうちは、毎学期所見の書き方にも、内容にも悩むでしょうから、利用するととても便利です。
<例えば、こんな本があります!>
<こんなサイトもあります!>
所見.com、https://www.syokenn.com/
EDUPEDIA、『通信簿の所見【親子が元気の出る「そのひと言」文例集139』、https://edupedia.jp/article/53233f91059b682d585b62af
メモしたことは、学級通信に利用しちゃう
所見を楽にするためのメモですが、利用できるものはどんどん利用して、仕事を楽にしていきましょう!
先ほど、指導記録簿のことについて触れましたが、もう一つ利用できるものがあります。それが、学級通信です。
学級通信って何を書いたらいいの?
学級通信を1〜2週間に一回書くことになっているけど、負担になっています…
っていう人、いませんか?
私は、このように学級通信を準備していました↓

学級通信の内容は、
- 行事の様子(授業中の内容でも可)
- 所見メモの内容
これだけ!終わりです!
保護者の方は一番学校での子どもの様子を知りたいかなと思って、写真をかなり多めにしていました。「文章が少なすぎる!」と感じないように、写真に吹き出しをつけて工夫したりして…( ̄ー ̄)ニヤ
写真が多いからか、子どももよく学級通信を読んでくれていました(^-^)
保護者も子どもも読んでくれる学級通信になると、後々可能性が広がっていきます。
例えば、「この子の宿題の取り組み方いいな〜!」と思ったら、許可をとって宿題ページを印刷して、学級通信に載せたり。その学級通信を見た子どもが真似します。
親子で考えてほしい(話し合ってほしい)共通の話題を入れてみることもできます。
ノートの使い方を見直させたり、最近ニュースになった答えがない問題を考えてみるとか…。
<注意!>
基本的には行事の様子と所見メモの内容の2種類に留めることをオススメします。
広げすぎた風呂敷は、畳むときに苦労しますよ!
- 宿題等は慣れたら(余裕があったら)取り入れること
- 取り入れるとしてもたまに載せる程度にすること
を私だったら意識します。
所見を考えるのって苦労しますが、だからこそいろいろなところに結び付けて楽になるようにしちゃいましょう!(^-^)b
それでは〜*