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座席について
座席の種類を選ぶ上で大切なこと📕

学生の頃たくさんの座席を見て、「やってみたい」と思った人、いませんか?私もそのうちの1人です(^-^)どうして「やってみたい」と思ったのかって、普通の座席(講義型A)と比べて、子どもが生き生きと、楽しそうにしていたからです。
普通の座席(講義型A)
で、私は教員になって、4月最初から“ちょっと変わった”座席に取り組もうとしていました。でも、ベテラン教員からマンガのように注意を受けました。
4月最初は、学習規律の定着のための時期です。
この学習規律の定着のために一番向いているのは、講義型Aです。
どうしてかというと、一番外部からの刺激が少なく、子どもは集中しやすい座席だからです。教員側にとっても、個人が何をしているのかも見えやすく、指導しやすい座席となっています。
座席の種類
①講義型A
よく見られるシンプルな座席です。
全ての子どもが教員の方を向いているので、何をしているか把握しやすいです。

②講義型B
講義型Aと比べて、子ども一人ひとりが離れているので、授業に集中しやすいです。

私の赴任校に来た特別支援コーディネーターさんがオススメしていた座席の型は…
②の講義型Bでした!確かに、一人ひとり机が離れているので、ちょっかい出しにくいですよね。多動傾向がある子どもも、そうでない子どもも安心して授業に取り組むことができます。
③V字型
講義型と比べて、子どもが黒板を見やすいです。
④コの字型
講義型と比べて、話し合いがしやすいです。
一方で子ども同士の距離がとても近くなるので、お喋りに注意する必要があります。
⑤ディベート型
講義型と比べて、2手に分かれて討論するのに向いています。

席替えについて
初任者の場合、席替えは先生が決めるのがオススメ
4月の一番最初は、基本的に名前順の座席です(縦並びにするか、横並びにするかは自由でした)。
ですが、後々必ず席替えをすることになります。
この席替えでは、私は基本的に「先生が決める」方法を採用していました。
「えーつまんなーい、くじ引きの方がいいー」なんて子どももいるかもしれません。
でも、初任者の技術のない私にとって、「先生が決める」方が、とても都合が良かったんです。
だって、「この子はこの席は向いていないな」って子がいたり…「この子とこの子は一緒にすると授業に集中するのが難しいな」って子どものペアがいたり…「この子と席を離してください」というお願いが保護者から受けたこともあります。
自分にとっても子どもにとってもよりよい“環境”を作ることができるのであれば、力量が足りないうちは「先生が決める」方法でもいいかなと思ったんです。
私が見たベテラン教員
その年度の子どもの様子で席替えの方法を変える人がいました。
「今年度の子どもは相手に酷いことを言う子が少ないから、くじ引きでも大丈夫」といったように。
誰をどこに配置したらいい?
①周りに話しかけてしまう子どもは?

②視力が低い、勉強が苦手、視覚過敏な子どもは?

③周りを見てから動く子どもは?

④身長が低い子どもは?

⑤聴覚過敏の子どもは?

参考文献
- EDUPEDIA,『ユニバーサルデザインを意識した座席の決め方』,https://edupedia.jp/article/59905645d5d12c00000f22f0
- 発達障害ブログ降り止まない雨はない,『たかが席替え、されど席替え,https://ameblo.jp/minto-iero/entry-12405188055.html
- 『美馬牛小学校のユニバーサルデザイン 美馬牛小学校のユニバーサルデザイン ユニバーサルデザイン(H30 構想)』,http://town.biei.hokkaido.jp/files/00002200/00002249/universaldesign.pdf